■XPの回復コンソール機能とは
原因は特定できないが急にOSが起動しなくなってしまった時にXPを救う最後の手段が回復コンソールです
Windows XPのセットアップCDから行うことができます
実行するには2つの方法があります
一つはあらかじめパソコンが健常な時にHDDにインストールしておき、電源を入れた時にスタートアップメニューの画面から実行する方法と、二つ目の方法はCDブートでCDから起動させて実行する方法です
ここではCDブートの方法で問題解決を行っていきます
■回復コンソールの使い方
セットアップCDから起動する場合は再起動してはじめにメーカーのロゴが出る画面で何かしらのキーを押して起動方法を選択します(だいたいF12キーが多い)
CDから起動させるように選択します
Windows XP Professional セットアップ
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セットアップの開始
セットアッププログラムのこの部分では、Microsoft(R) Windows(R) XP
のインストールと設定を準備します
・Windows XP のセットアップを開始するには、Enter キーを押して
ください
・インストール済みの Windows XP を回復コンソールを使って修復
するには、Rキーを押してください
・Windows XP をインストールしないでセットアップを終了するには
F3 キーを押してください |
あとは表示されるメッセージに従って操作し、R キーを押して修復または回復オプションを選択します
キーボードの種類の選択をします
106/109キーの日本語キーボードを選択します
間違いなければYキーを押す
Microsoft Windouw XP 回復コンソール
回復コンソールはシステムの修復と回復機能を提供します。
EXIT と入力すると、回復コンソールを終了し、コンピューターを再起動します
1:C:WINDOWS
どの Windows インストールにログオンしますか?(取り消すには Enter キーを押してください) 1
Administrator のパスワードを入力してください:
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どのWindowsインストールにログオンしますか?
ここで 1 と入力します
パスワードの入力を求めるメッセージが表示されたら、Administrator のパスワードを入力します
パスワードを設定していない場合はエンターキーを押します
ここまでで回復コンソールは起動しました。
あとはコマンド入力によるシステム復旧方法を紹介します
■トラブル解決方法
@ Windowを起動しようとすると C:\Windows\system32〜〜 のファイルが壊れています
などのファイルが破損しているなどの問題の場合
C:WINDOWS>d:と入力してカレントディレクトリをCDドライブにします
※カレントディレクトリは現在参照してるの場所のことです。
カレントディレクトリが D:\> となりますので続いて cd i386 エンターキー と入力します
D:\cd i386> となります
次に copy ntldr c: と入力します
次にYキーを入力
終了したら exit と入力して終了です
A ブートセクタの修復・・・起動に関わる重要なファイルの修復
fixboot と入力します
C:\WINDOWS>fixboot となります
メッセージが表示されたら Y キーを入力します
exit と入力して終了
B ブートセクタの修復・・・起動に関わる重要なファイルの修復
HDDのパーティション情報MBR(マスターブートレコード)がウイルスによって破損し、Windows
を起動できない場合に使用します
fixmbr と入力します
C:\WINDOWS>fixmbr となります
メッセージが表示されたら Y キーを入力します
exit と入力して終了
その他のコマンドについてはマイクロソフトのホームページを参照してください
マイクロソフト回復コンソールのページ
■回復コンソールをHDDに導入する方法
1.CDドライブにCDをセットして スタート → ファイル名を指定して実行
2. d: と入力する (CDドライブがDドライブのパソコンの場合)
3.Windowsセットアップ の画面で はい Y をクリック
4.正しくダウンロードされましたと表示されたら完了
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