IT活用業務改善
新米シスアド業務改善レポート  作業マニュアルを作成して多能工化

■作業マニュアルは常に最新版で

電卓を使ってやっていた事を、パソコンでやるようにした。又は、EXCELでやっていた仕事ををシステムで行うようにした等

どんな些細なことでも、作業マニュアルを変更したのであれば、作り変えるか、新たに作成しなければなりません

そして作業マニュアルは、Word,Excel、PDF、何でもいいので、データ化した方がいいと思います

そして、常に共有ファイル化し、誰でもすぐに見えるようにしておきます

 

■多能工化とは?

<多能工化>という言葉をご存知でしょうか?意味は会社内で一人一人が一つの仕事だけではなく、他部署の仕事もこなせる。要するに全員をオールラウンドプレーヤー化すると言う意味です

これは何の意味があるかといいますと・・・

例えば、あるライン作業があったとして、5つの工程に分かれていたとします

作業員は1人ずつ配置で5人だとします

5人が5人別々に作業マニュアルがあり、分担作業で1つの製品を作るとします。これは、実はとんでもなく効率が悪いのです

何が効率悪いかと言いますと(ちょっと極端すぎるかもしれませんが)

一つ目は、お互いがお互いの仕事を何をしているのかわからない為に、欠員がでると1つの製品を完成させられない事

二つ目は、仕事の早い人、遅い人の能力差がわからない(不公平感を感じる)

三つ目は、仕事が早い人が仕事が終わらせてしまった時、前工程が遅いと待ちぼうけになる

四つ目は無駄な設備が必要になる、この場合は「ライン」が必要になる

実際、どっかのホームページでこの実験をした会社のことが書いてありましたが、6人必要だったライン作業が3人で済むようになった上に、ラインを撤去したとかで無駄なゴミがでなくなったとか、〜億円の経費削減になったとか書いてありました

デメリットを挙げると、仕事を覚えることがすごく大変だということだと思います。

それだけに、やる気がある人と無い人の差が明確にでます

そんな訳で私は<多能工化>を会社で進めています

私が行っている方法は

@ まず、業務改善を進めて、仕事にゆとりをもつ←重要

A ゆとりの時間で全員の作業マニュアル作成、又は見直し

B 毎日の仕事と1週間に〜回、1ヶ月に〜回の仕事を紙に書いて全員に配る

C マトリクス表を作成して出来る仕事と出来ない仕事を把握する

D スケジュールを組んで、ゆとり時間を使って仕事を覚えていく

他の人の仕事を覚えるとか、作業マニュアルをつくるとか、ボランティア的な面もあるので、不平不満は必ずでます

シスアドとしてその必要性を説明し、できるだけ負担をかけずに進めていくには、@の業務改善を進めて、仕事にゆとりをもつが鍵になってきます

 

マトリクス図

マトリクス図

  

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